第二弾はなんとフットサル界のレジェンドの「稲葉洸太郎」さんにお話しを伺うことができました。
2004年、21歳の大学生時代にW杯アジア予選のフットサル日本代表入りを果たす。以後2008年、2012年W杯に出場。日本代表W杯最多得点となる5得点をマークするなど日本代表の主力として活躍。国際大会ではAFCフットサル選手権優勝、国内大会でも全日本選手権などのタイトルを経験。現在はフットサルとサッカーを融合した普及活動も行っている。

◎稲葉さんが思う3x3FOOTBALLとは？
とにかく沢山ボールにさわることが出来るので楽しい！
自分の学校はグラウンドが小さいので、小学校の時からずっとミニゲームを中心に育ちました。
大学生で高校時代の仲間とフットサルに励んでいた時も、お茶の水の小川公園でまさにこの3x3FOOTBALLのように勝ち抜けばずっとプレーをしていられるストリートサッカー場があり、暇さえあればみんなでそこに集まり、ずっとボールを蹴っていました。
当時、人気が凄くて、一度負けてしまうと1−2時間待ちになってしまう感じだったので、１試合１試合の緊張感もかなり高かったです。それを思い出させてくれるような楽しさやスリルがあります。
そして、人数も3人なので一人一人がプレーに関わる回数が多く、判断回数も多く責任も強くなります。
そのため、育成年代のトレーニングとしてもとても有意義な競技だと思っています。

◎3x3FOOTBALLは、サッカー・フットサルとどう違う？
3人制でGKもなしなので、より一人一人にかかる個の責任が強くなり、守るだけ/攻めるだけではダメで、全ての総合力が求められるし、そこを鍛えられる競技かなと思っています。
サッカーやフットサルより、より細かな連携やポジショニングなども求められるので、沢山頭も使います。
また３X3ならではの戦術もあると思いますし、まだまだそこは自分の中でも確立しきれていないので、そこにチャレンジする楽しさがあります。
育成年代にとっても、沢山のプレー機会/判断回数があるので、いっぱい考えて、チャレンジし、失敗と成功を繰り返してFOOTBALLの第一歩の1−3人までのところの個人スキルや個人戦術を習得することが出来る素晴らしい競技だと思っています。

◎育成年代の3x3FOOTBALLイベントによく出演されていますが、どのようなことを感じていますか？
とにかく上手くなる！
朝から夕方まで1日中参加している子がよくいるんですけど、1日の伸び率が凄いです。
スクールとして教えるのは１日の中では時々なのですが、その他の時間は自由に3X3のコートでプレーをしているだけで、朝より格段に上手くなってるんです。
なので、この環境を与えてあげれば子供は勝手に考えてチャレンジして上手くなるんだなーと気付かされました。

◎最後に3x3FOOTBALLの魅力は？
プレー面では先に挙げてきたことですが、3人集まれば参加できることも魅力ですね。
なかなか5人や11人集めるのは大変だと思いますが3人なので集めやすいし、気軽に参加しやすいのかなと思ってます。

稲葉洸太郎さんプロフィール

稲葉洸太郎（いなば こうたろう）
東京都出身。1982年12月22日生まれ。
<簡単な経歴>
2012-2016 日本代表
W杯2回出場/最多得点
アジアカップ2連覇(5回出場)

あざみ野FCー暁星アストラJrー暁星中学校/高校
森のくまさんー渋谷ユナイテッドーFIRE FOXーバルドラール浦安ーThai son nam(ベトナム)ーフウガドールすみだーYSCC横浜