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3x3FOOTBALL BATTLE 2023 Vol.2が7月16日にMIFA Football Park 立川で開催された。
暑すぎる気温の中熱すぎるバトルの連続。
勝利ポイントを競い合う3対3のフットボールバトル(GKなし)。試合の制限時間は3分。勝ち残り方式で2点先取時点で勝利。引き分けた場合は、両チーム負け扱いとなる。
今大会はこれまでで最小の参加数「6」。
初戦からエンジン全開となったのが過去に優勝経験のあるチーム「Office Workers」だった。一気に全チームに勝利し、10連勝を飾る。
この大会は1チーム最多5人まで登録できる。Office Workersは5名でしっかり戦い、その5人の個性にあった戦い方を見せる。
前から積極的に奪いに行く。しっかりブロックを作る。1対1を積極的に仕掛ける。遠くから1発を狙う。それがばっちりと使い分けられ、スキのない戦いを続けて2週目も全勝し、何と「10連勝」という、3x3FOOTBALL BATTLE過去最高記録を打ち立てた。
開始から約30分(今大会は「100分間」)で一気に10連勝したため、他の5チームはもちろんポイント「0」。
この時点でいえば優勝はもう決まったも同然だろう。
しかし、この大会には「課金」の裏ワザがある。スペシャルチームと対戦する「エクストラバトル」だ。
そのスペシャルなメンバーは、スモールサイドフットボールの第一人者・カトテク。ケージボール日本初のプロ選手、鍋田康洋。リトアニアフットサルW杯に出場した元フットサル日本代表・森村孝志。
この3人と対戦して、勝利できればポイントが倍の「2ポイント」を獲得できる。単純計算で5試合勝利できれば「10ポイント」獲得できる可能性があるため、
優勝を諦めるのはまだまだ早い。
そのダークホースとなったのは「nambukai」。
エクストラバトルの初戦でスーパーゴールを見せたnambukaiが勝利し2ポイント獲得。
「まだまだアップです」「勝てることをみなさんにお知らせしたかった」と強気のコメントをするスペシャルな選手たち。
しかし、勢いに乗って続いて課金するnambukai。まさかの連勝でnambukaiが一気に4ポイントを獲得した。これで優勝戦線もわからなくる。
普段であれば、エクストラバトルの試合は12試合程度実施される。
でも、今大会は参加チームが少ないため、各チームの試合間が狭く、チャレンジするタイミングが少ない。終わってみればエクストラバトルが行われたのはたった6試合のみ。しかもその6試合すべてnambukaiが独占した。
結果はじめの2勝のみで、その後はスペシャルチームがプライドを見せて、結果3勝1分2敗で勝ち越し、そのプライドを保つことに成功した。
バトルフィールドへと話を戻すと、ポイントを重ねたのはもう1チーム。Office Workersの連勝を10で止めた、「KOJIKOJIファイヤー」だ。
こちらはボールを奪ったら、多少遠目からでもすかさずゴールを狙い続けるチーム。いわゆく「0局面」だ。切り替えの速さを見せて、ゴールを重ね、ポイントも重ねた。
しかし、スーパースタートダッシュを見せたOffice Workersのポイントまでは程遠い8ポイントにとどまった。
Office Workersはその後大きな連勝こそなかったが、前半の大きな貯金で「12ポイント」。大会2度目の優勝を勝ち獲った。
前回優勝したときは挑戦しなかった「ダブルアップチャンス」にもチャレンジを宣言。
優勝賞金を10万円→20万円にできる。
しかし、負けたら賞金全額没収となる、ハイリスクハイリターンのビッグチャレンジだ。
スペシャルチームはこれまでよりもチームの精度が高く、自身を持って臨む。しかし、Office Workersも何度も大会に参加して、戦い慣れしているだけに、まずはしっかりブロックを形成してから攻撃に転じる。その強固なブロックはなかなか崩れなかった。
互いに譲らず、ゴールは生まれない。
1セット3分間の戦いで、1セット目、2セット目ともに0-0で、最終の3セット目へ突入。
森村の強烈な左足を中心にした猛攻を仕掛けて、幾度となく決定機を演出したスペシャルチームだったが、体を張ってブロックし続けたOffice Workers。合計9分間、ゴールネットが揺れることなく試合終了。
試合はゴールからゴールの幅で、無人のゴールへ蹴り込むPK戦へ突入。
先行のスペシャルチームは森村。ここまで豪快な左足からゴール量産してきた。が、しかしその左足から放たれたシュートはゴールの左外れてしまった。
サドンデス方式で行われるため、後攻のOffice Workersがここで決めれば勝ち。○○が右足でキッチリ決めて見事ダブルアップチャンス成功し、賞金20万円に歓喜した!
最多出場を誇るスペシャルチームのカトテクは「これまでで一番チームの完成度が高っただけに悔しいですね。久しぶりのダブルアップチャンスの試合機会だったので、独特な緊張感があって楽しかったです」と振り返った。
PKまでもつれる熱戦は久しぶりのダブルアップチャンス成功で幕を閉じた。
次回は8月20日(日)開催となっている。場所と時間に関しては、近日中に公開予定!
ぜひご参加をお待ちしております。
<大会結果>
1位 16ポイント Office Workers
2位 8ポイント KOJIKOJIファイヤー
3位 4ポイント nambukai